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ピロリ菌、胃がん患者で発見!血液で全身へ回って他の病気にもなるの!? [病気]

ピロリ菌ってよく聞きますよね。

正式名は「ヘリコバクター・ピロリ」です。

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胃潰瘍や胃がんを引き起こす原因と言われていますが、
最近、病原たんぱく質が血液に乗って全身に運ばれることがわかりました。

「病原たんぱく質」って何?と思いますよね。

病原=菌やウイルス
たんぱく質=生物の構造

という意味だそうで、生きている菌やウイルスというとこでしょうか。
まさにピロリ菌や風邪ウイルス、インフルエンザなどの総称ですかね。

この度、京都大学や東京大学、神戸大学などの研究チームが、
ピロリ菌に感染した胃がん患者の血液中にピロリ菌を発見したことを、
英科学誌のサイエンティフィック・リポーツに発表したそうです。

内容は以前から、ピロリ菌が心臓や血液、神経などの病気の原因に
なっている可能性があると言われていましたが、
その仕組みの一部が解明されたということ!

ピロリ菌の除菌は薬によって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、
胃がんなどの治療に有効でしたが、ピロリ菌との関係が 疑われている他の病気についても、除菌が有効かもしれないということです。

消化器系以外の病気で、ピロリ菌が原因とされている、
血液の血小板が減って出血しやすくなる難病
「特発性血小板減少性紫斑病」があり、
厚生労働省が除菌治療に健康保険を適用しているとのこと。

そもそも、ピロリ菌ってなぜ人の体内、特に胃の中にいるのでしょうか?

胃の中は、食べ物を消化する非常に強力な酸、胃酸がいっぱいですよね。

大概の菌は棲みつくことはできませんが、ピロリ菌は胃にいます。

ピロリ菌は「ウレアーゼ」という特殊な酵素を出して、
自分の周りの酸を中和して中性に近い状態を作っているらしく、
強酸の胃の中でも生きていけるそうです。

その酵素で「アンモニア(アルカリ性)」を作って
生き延びるわけですから凄い細菌ですよね。

また、ピロリ菌の感染率は世代によっても大きく異なるみたいです。

若い世代では保菌率が20%程度ですが、50代以上になると
70%以上の方からピロリ菌が見つかります。

ではなぜ、ピロリ菌は中高年の方が多く保菌しているのでしょうか?

それは、日本の上下水道の整備状態と、幼少期に感染しやすいのが、
大きく影響しているといわれています。

ピロリ菌は口から感染するといわれています。

昔の日本では、まだまだ水道が整備されていなくて、
飲み水といえば、井戸水を飲んでいましたね。

衛生状態としては、あまり良くなかった環境にありました。

その頃に幼少期であった、50代以上の方に感染者が多いと言われています。

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現代社会では、上下水道も整備されていますので、
飲み水からの感染はほとんどなくなりましたが、
幼少期にピロリ菌に感染している親が子供にキスや、
口移しなどで食べ物を与えると口からピロリ菌が入って
免疫力のまだ弱い子供が感染しているケースがあります。

その結果、20%程度の方が感染しているそうです。

現代社会では、親が気を付けていれば
更に感染率が下がる傾向にありますので、気を付けたいものですね。

口から感染すると言いましたが、夫婦やカップルでのキスなどは、
免疫力が強い大人同士であれば感染することは無いようです。

少し安心しましたね^^


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